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ビットコインの歴史


20世紀にはヨーロッパで大きな戦争が発生し、通貨の価値が大きく変わりました。
当時の基軸通貨はポンドでしたが、イギリスが戦争で疲弊したために、今後の基軸通貨をどうするかを決める会議が行われました。
案として出されたのは、世界共通の暗号資産(仮想通貨)バンコールというものでした。
実現はしなかったものの、それは21世紀に入り形を変えて、ようやく暗号資産が実現しました。
その代表がビットコインで、これは2008年にサトシ・ナカモトという匿名の人物がインターネット上に発表したことがきっかけなんです。
この人物の正体は現在でも不明のままですが、ビットコインはこうして2010年に入って初めて実用されるに至りました。
当時は1万ビットコインでピザ2枚を購入出来る程度のものでしたが、これは現在の価格にすると50億円にもなると言われています。
そして2014年には暗号資産取引所がハッキングされたことで、世界中の人が預けているコインが消失するという大事件が起こりました。
これによって、世界中で注目されていたビットコインですが、セキュリティの甘さが指摘され、価値が大きく暴落してしまいます。
その後は日本での取引量が増加したことで少しづつ価格を戻していったのですが、2018年には再び別の取引所がハッキングされ、ビットコインとは異なる暗号資産「ネム」が流出してしまいます。
ビットコインとは直接的な関係がなかったのですが、暗号資産に対するセキュリティへの不信が高まったために、ビットコインの価値も下落してしまいました。
暗号資産は現在でも大きな金額が取引されていますが、本当に信頼できるのか、現金のように目で確認できるものでないと不安だと感じている人が多いのも実情です

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